注文住宅は間取りと工法のどちらを先に決めたら良いの?


希望の間取りを先に決める重要性

実現したい間取りがあるから注文住宅にしようと考えているならば、先に間取りを決めてしまうことで設計しやすくなります。なぜなら、建売住宅とは異なり自由度が高い注文住宅だからこそ、譲りたくない間取りについては最初から自分の希望を全面に押し出すことが望ましいからです。工法を先に選んでしまうと、壁や柱としてどうしても耐震性を維持するために外せない部分が出てしまう在来工法やツーバイフォーといった狭い部屋を得意とする工法が使えなくなってしまいます。そして、せっかく注文住宅を選択するならば、希望する間取りについてはなるべく制限をかけずに自由な設計を初期段階で選択出来ることが望ましいです。後から予算との兼ね合いで妥協するならば仕方がないことですが、最初は自由に間取りを選ぶことで注文住宅のメリットを実感出来るはずです。

注文住宅に鉄骨造りが適している理由

注文住宅はある程度坪単価が高くなってしまうので、最初から予算を潤沢に用意する人が多くなります。注文住宅に鉄骨造りが多くなることは、広いリビングや設計上外せない柱の本数を最小限とすることが出来るために自然と採用されやすくなるのです。木材と鉄骨では単位面積あたりの耐荷重に違いがあり、鉄骨造りならば耐震性を維持するために必要な柱の本数も在来工法と比較すれば遥かに少なくなります。本当に実現したい間取りを選択するためには、予算が許す限り設計の自由度が高くなる重量鉄骨造りが理想的となるわけです。坪単価は上がってしまうものの、注文住宅で夢のマイホームを実現するために必要な経費と考えられるかどうかがポイントとなります。

横浜の注文住宅は、横浜が日本でも有数の商業都市であることも関係し、一軒一軒の土地は比較的小さいです。そのため土地購入費が高くつき、全国平均よりも高いです。