建物が立てられるスペースを確認しよう
注文住宅を建てる際に、庭や駐車場を合わせて作るというケースは珍しくありません。もっとも、庭や駐車場を設ける場所を間違えると、見た目がおかしくなるだけでなく、家の使い勝手が悪いものになってしまうおそれもありますので、その配置は慎重に決める必要があります。この点、土地には建蔽率が設けられているため、まず初めに土地にどれくらいの建物を建てられるのかを確認しておかなければなりません。例えば、50坪の土地の建蔽率が50パーセントである場合には、建物の建坪は最大でも25坪となり、残りの25坪を庭や駐車場として使用することが可能です。そこまで確認できれば、後はその25坪をどの部分に持ってくるかを考えればよいのです。
駐車場の配置は使い勝手を考えて決めよう
駐車場は、なるべく車の出入りがスムーズにできるところに設ける必要があります。当然道路に面していなければなりませんが、それ以外にも駐車場と道路の向きを平行にするのか、直角にするのかによっても使い勝手は大きく変わってきますので、自分がどのように車を出し入れしたいのかを考えて配置する場所を考えるとよいでしょう。なお、愛車を保護するためにカーポートを設ける場合には、その構造によっては建蔽率に含まれるケースがあるという点に注意しなければなりません。建蔽率のぎりぎりの大きさの建物を建てようとしている場合には、もしかするとカーポートは設置できないかもしれませんので、設計段階でしっかりと確認しておくことをおすすめします。
2018年のデータによると、福岡の注文住宅の平均建築価格は、約3000万円です。土地の取得費用が全国平均より安いので、その分注文住宅に費用をかけられるという結果が出ています。